天泣記

2011-09-03 (Sat)

#1

ワイソフ記号で多面体を構成するのは、球面上を(球面上の)三角形でタイルのように埋め尽くして、その構造に従って頂点を決定していくというもののようだ。

球面上の三角形は 3個の頂点における角度が決まると一意に決まるので、その角度に対応する数値が 3個と、頂点をどこに置くかのルールが4種類あるので、それを表現している。

ワイソフ記号から多面体を具体的に求めるには、まず三角形の頂点 3つの角度から辺の長さを求めなければいけないのだが... 球面三角法の第二余弦定理 (the second spherical law of cosines) を使って求められるようだ。

辺の長ささえ求まれば、三角形をひとつ生成して、そこから鏡面対称なものをどんどん生成していくのはそんなに難しくない気がする。

生成を止める条件が厄介か。浮動小数点数の比較で気持ち悪いが、(ある程度の誤差の範囲内で) 同じ三角形が生成されたとき、とすれば現実的には実現できそう。


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田中哲